藤原広嗣公のご長男、次男、さらに4代目までの系譜

前のブログで広嗣公に「行雄」と呼ばれるご長男がおられたらしいということを紹介しましたが、今回はそれを裏付ける新たな資料を国立国会図書館デジタルコレクションにてみつけた報告です。

根拠資料は『藤原公定 撰 「新編纂図本朝尊卑分脈系譜雑類要集. 3」 コマ番号45、出版者=吉川弘文館、出版年月日=1903-1904、シリーズ名=故実叢書 ; 第3輯』


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ここには広嗣公のご長男の行雄公、だけでなくご次男の長常公、さらにお孫さんにあたる名が4代目まで記載されていて、それぞれの官位も添えられています。広嗣公の官位は従四位上、太宰大弐となっています。


まとめると、敬称を略して広嗣公以下の系譜は以下のように記載されています:


広嗣---行雄(土佐守)---邦隆(従四下、神祇伯)
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  ---長常(従五下)---禎行(*)---行主
      注記)*文字認識できず

またまた、大発見でした。

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